中原中也さんの詩集、在りし日の歌より"北の海"を朗読しました。私はこの詩を両親へのやりきれない気持ちを綴ったのだと解釈しました。北の海とは長男としての厳しい教育のことであり、空を呪うのは文学に没頭することです。そのように読み解いて朗読しています。ご視聴いただければ幸いです。
中也さんの母は「母さんは作家とか詩人が嫌いよ。ああいったものだとご飯が食べられないからね」と言い、父も同じように「絶対にそんなもんにはさせん」と言っていたそうです。とても悲しい響きを持った愛情ですね。それでも中也さんは己の才能を信じて己を貫いた人なので、人一倍と思い悩むことが多かったのではないでしょうか。
最後まで読んでくれてありがとうございました。それではまた。
あれは
あれは、
いつはてるとも
あれは
あれは、