高村光太郎さんの"あなたはだんだんきれいになる"を紹介します。智恵子抄には光太郎さんの想いがいっぱいに詰まっています。女性の魅力というのはぺたぺたと塗られたクリームではなく、値段の高い着物や装飾品でもなく、その姿が自然であればあるほど魅力的で愛らしく映ったのだという、内側への気持ちが美しく表現された詩です。
このように誰かを愛することを再確認させてくれる光太郎さんに多くを学んできました。詩の中にある「さつさつと意慾する」の部分をどう読むのかで迷いました。それはもう知恵熱が出そうなくらいに悩みました。さつさつと読むのが正解なのか(颯颯でしょうか)、さっさっと読むのが正しいのか光太郎さんに直接聞いてみたかったです。
最後まで読んでくれてありがとうございました。それではまた。
をんなが
どうしてこんなにきれいになるのか。
をんながをんなを
かうした
あなたが
まことに
あなたはだんだんきれいになる。