想望手記

統合失調症と共に日々を生きていくブログです。中原中也さん他、近代詩の朗読も配信しています。

想望手記

森の妖精

 私は自然が好きでよく森の中を歩いています。そして森には妖精が住んでいると信じています。その妖精には一度も会ったことがないのだけど、ただ一度も存在を疑ったことはありません。もしかしたら小人やドワーフも住んでいるのかもしれません。もっと言えば森の神様が降りてきてお話をしてくれるかもしれません。私の頭の中は概ねそのような幻想世界で満ちているのでした。

 この多くの木々たちは尊いです。私が認識されるずっと前からこの森を守ってきたのです。植物は人間が生まれる遥か前から地球を守ってきたのだから愛されて当然なのです。お日様に愛されて、虫たちに愛されて、私たちに愛されて、大地にも大空にも愛されています。きっと森の妖精たちにも愛されていることでしょう。

 私は自然が大好きです。

 この先、何かの間違いで筆名を考えないといけないとしたら、「くたばってしめえ二葉亭四迷!」のようなユーモアがほしいと考えています。たとえば今歩いているこの森が私は大好きだから"森野陽星 / Morino Yōsei"なんていうのも良いでしょう。あい、室生犀星さんに似ていますか。僭越ながらそれでも構わないのです。人は思うだけなら東京帝大にだって入れるし、決して手の届かない大冒険をしても良いのです。

 

 それから一時、森を抜けると燃え尽きた空が広がっていました。お日様が大地に帰ってゆく様子を私はあの頃と同じ気持ちで眺めました。何の疑いもなく明日もお日様は昇るのだと信じていた頃、大人にさえなれば、自分のなりたいものになれると信じて疑わなかったのは何故だったのでしょうか。帰路につくと景色は次第に深い悲しみを宿していくのでした。

 最後まで読んでくれてありがとうございました。私は夕陽が大好きです。それとカレーについてくる福神漬も大好きなのです。それでは又。